すべての始まり

ハッセルブラッドのカメラは、空撮カメラROSS HK-7から始まりました。HK-7はハッセルブラッドの最初の民生用カメラではありませんが、ヴィクターがRoss ABという社名の下、最初の工場を設けるために必要な第1号機でした。こんにち知られるハッセルブラッドの元となったのがRoss ABでした。

エルナとヴィクター

エルナとヴィクター・ハッセルブラッドと交流を持った人々は全員、二人がいつも一緒なことに驚きました。
ヴィクターを絶え間なくサポートするため、エルナは創業当時から、（それこそヴィクターが「ヴィクターフォト」をヨーテボリに構えた頃から）、今日私たちが知っているハッセルブラッドが生まれた最初の工場まで、いつも彼の隣にいました。

ヴィクター・ハッセルブラッド

ハッセルブラッドの物語は、ヴィクター・ハッセルブラッドが誕生する65年前の1841年にさかのぼります。ヴィクターの曽祖父、フリッツ・ヴィクター・ハッセルブラッドは、スウェーデンのヨーテボリに商社F.W. Hasselblad＆Coを設立しました。同社は、縫製資材やミシン、旅行用品、家庭用品などの輸入していました。

ハッセルブラッド宇宙への挑戦

NASAの撮影部門は急速に拡大し、スウェーデンのカメラメーカー、ハッセルブラッドへのコンタクトも増えました。そして、ハッセルブラッドは宇宙での使用により適するように、いくつもの構造やレンズを実験しながらカメラを改良していきました。NASAは積載量からあらゆる余分な重量を削減していたため、搭載するハッセルブラッドにも性能は維持しながら可能な限り軽量化が求められました。そしてハッセルブラッドはそれを実現しました。

X-SYSTEM

非常にコンパクトなHasselblad Xシリーズは妥協のない画質、精密なメカニズム、そして人間工学に基づいたデザインにより、ポータブルな中判カメラの撮影を可能にします。Hasselblad Xシリーズは、2016年に世界初のデジタルコンパクトミラーレス中判カメラとして始まりました。X2D 100Cは受賞歴のある前デザインを継承し、そして軽量化、進化したエレクトロニクスおよびコネクティビティにより、中判ならではの創造的な作品を世界に送り出し続けます。

V-SYSTEM

1948年の初代モデル「1600F」から始まり、デジタル化の時代に至るまで多くの写真家に愛され続けてきたシステムカメラシリーズです。モジュール式の設計。ボディ・レンズ・ファインダー・フィルムマガジンを自由に組み合わせることができ、撮影スタイルに応じて柔軟にカスタマイズが可能です。特に、Carl Zeiss製の高性能レンズ群は、圧倒的な描写力と立体感を生み出し、アート写真から広告、ポートレート、風景撮影まで幅広く対応します。

H-SYSTEM

Hasselblad Hシステムは、プロフェッショナルのために設計された中判デジタルカメラシステムです。最大100メガピクセルの高解像度と、15ストップを超えるダイナミックレンジにより、豊かな階調と驚異的なディテール再現を実現します。専用のHC/HCDレンズは卓越した光学性能を持ち、最大1/2000秒のフラッシュ同調が可能なレンズシャッターを搭載。スタジオからロケーションまで幅広い撮影環境に対応し、あらゆるシーンで精緻な描写力を発揮します。

※現在は生産を完了しております。